製糖・こんにゃく・梅ぼし
砂糖を精製する時、不純分を取り除くために石灰が用いられます。粗糖を溶かした水溶液に消石灰を混ぜ、二酸 化炭素を吹込むと、軽質炭酸カルシウムが生成し、不純分を吸着して沈殿除去します。
その他石灰は「こんにゃく」(凝固剤)や「カリカリ梅」(石灰でクエン酸を中和し、柔らかくなるのを防ぐ)などの食 品に少量添加されています。
乾燥剤
生石灰が水と反応し易い(吸湿力が強い)ことを利用したもので、 海苔、せんべい等食品の防湿保存剤として用いられていますが、 更に最近は生石灰の包装材質の改良、多様化に伴って精密機械、 衣類の防湿など多方面で利用されています。
生石灰の性質を利用した面白い用途
加 温 材
生石灰が水と反応する時の発熱を利用して、コーヒー、スープ、弁当、しゅうまい、おでん 等を温める方法で広く利用されています。また、災害時にガス・電気・火がなくても保存食 を温められる加温材としても使用されています。