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石灰の種類・歴史

製造方法

生石灰の製造方法
  • 生石灰製造過程

1. 原料の準備

石灰石(炭酸カルシウム、CaCO₃) が原料となります。まず、採石場で石灰石を採掘し、大きな塊を適切な大きさに砕きます。

2. 焼成(焼き入れ)

石灰石を900〜1200℃の高温で焼成(焼き入れ)します。これを行うために、回転式キルン(回転炉)やシャフトキルン(シャフト炉)と呼ばれる専用の炉が使われます。

3. 分解反応

高温で焼成すると、石灰石は以下の化学反応を経て分解されます。
CaCO3 (石灰石) 高温 CaO (生石灰) + CO2 (二酸化炭素)
この反応により、石灰石は二酸化炭素を放出し、生石灰(酸化カルシウム)が生成されます。

4. 冷却と仕上げ

生成された生石灰は非常に高温のため、冷却が必要です。通常、空気で冷却した後、粉砕して所定の粒度に整えます。

5. 製品化

最終的に、冷却・粉砕された生石灰が製品として出荷されます。この生石灰は、建設業や農業、化学工業など、さまざまな分野で使用されます。

日本石灰協会
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